マタニティファッション

妊娠すると着るものがまるで変わってしまうのはしょうがない。あまりお金はかけられないが、こんな服装でいられるのもそう長い期間ではない。楽しもうと思った。
私は2001年6月に妊娠が分かり、2002年1月に出産したので、マタニティファッションを着たのは主に冬だった。まず、8月くらいにデパートの改装セールで、カーキ色の刺繍入りロングスカートとグレーのズボン2本を買ったように思う。ロングスカートは基本的にはタイトで、お腹の部分がリブ編みで伸縮性があるもの。かなり長く見えるがそれはハイウエストで着るからで、お腹のふくらみの上で止まる感じ。しかし、これは夏物で、そのときはお腹もそう目立たなかったこともありあまり着なかった。ズボンはロングスカートと同様、ウエストがゴムで、そのゴムに何個もボタン穴がついている。そのときどきのウエストのサイズに合わせてボタンを留める。生地は厚すぎず薄すぎず、1年中着られそうなもの。これはけっこう重宝した。8月末に5ヶ月になるまではお腹もそう目立たなかった。私はもともとウエストが太いので、今までも自分のサイズよりさらに大きめのスラックスやスカートを買うことがあり、それをはいたりしていた。上半身のサイズはほとんど変わっていなかったので、まだ普段のシャツを着ていた。
妊婦というとジャンパースカートというイメージだったが、いきなり妊婦体型になるわけではない。通勤もあったし、初めはまだ周囲に妊娠の報告をしていなかったし、できるだけ普通に近い服装をしていたかった。ウエストがリブ編み、というロングスカートを初めて見てほんとうにびっくりし、また感心した。妊婦の服装の悩みはずばり「太って見える」ことなのだ。お腹が大きくなるのは当然だが、服も大きいお腹だけに照準を合わせて作ってあるとすべてがぶかぶかに見える。足だって象みたいに巨大になってるわけではないのに、お腹にサイズを合わせてあるから服の生地が有り余って全体的に巨大に見えてしまう。しかしウエスト部分だけを伸縮性のあるものにすれば、下の部分は体にフィットしたものが作れる。私は買わなかったが、妊婦用のジーンズだってあるのだ。妊婦でも上下分かれた服を楽しめる。